【Client Story】語学研修を“スコア”から“実務の成果”へ——株式会社メルカリ Language Education Team マネージャー 松本にいな様の振り返り

目次
導入背景:言語をビジネスの成果に結びつける研修とは?
メルカリのLanguage Education Team(LET)は、社内の英語・日本語プログラムを設計・運営する専門チームです。社員全体の約3割、エンジニア組織では約6割が外国籍という環境の中で、社内外の円滑なコミュニケーションを実現するための施策を推進しています。
「メルカリはこれまでは多くの研修を内製化し、独自のカリキュラムを運用していました。しかし、企業の成長とともに、よりスケーラブルな言語サポートが求められるようになったため、外部のパートナーとの連携もしています」
この中で、「英語を使って何ができるようになるのか」にフォーカスした研修を提供するCOMASのプログラムが導入されました。
COMASの英語研修を選んだ理由
「一般的な英語研修は、TOEICやIELTSのスコア向上を目的としたものが多い。しかし私たちは、単なるテストのスコアアップではなく、『英語を使ってできること』が広がる学びになっているかに重きを置いています。」
他の研修とCOMASの大きな違いは、「学習者が目指す姿に合わせて、実践的な英語スキルを強化できること」でした。
「スピーキング力を強化することで、実際の業務で英語を使いこなせる状態を目指せる点が決め手となりました。」
また、メルカリでは社員の言語スキル向上の指標としてCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を採用しています。COMASの研修はこのフレームワークに沿った形で、学習者が確実にステップアップできる仕組みが整っている点も評価されました。
研修の成果:社員の実務スキル向上とスムーズなコミュニケーションの実現
「COMASの研修は、業務で英語を使う人を対象に設計されているため、学習者が“今必要なスキル”をトレーニングできる点が大きなメリットです。」
特に、英語での会議やプロジェクト推進に必要なスキルを強化する研修が、即戦力につながっていると実感されているとのこと。
「受講者がトレーナーと一緒に、『日々の業務で直面している課題を解決するための学習』を進められるので、学習が実務に直結しやすいと感じます。」
また、英語スキルの向上が多様なチームのコミュニケーションにも好影響を与えているといいます。
「英語の壁が低くなることで、言語レベルにとらわれずに社内でのコミュニケーションがしやくなったという声も学習者からいただいています。」
ビジネスへの影響:多様なメンバーが活躍できる環境へ
メルカリでは、「誰もが安心して議論し、活躍できる環境づくり」を目指し、言語サポートを強化しています。
「私たちは、言語の習得そのものではなく、それを使ってどのような価値を生み出せるかを重視しています。そのため、COMASのように学習者の成長に寄り添い、実践的な研修を提供できるパートナーと協力することが、非常に重要だと考えています。」
実際に、言語サポートをすることで、多様なバックグラウンドを持つ社員が心理的安全性を高く持ちながら活躍できる環境が整い、グローバル企業としての競争力強化につながっています。
2026年 以降について
2026年以降、両社協議のもと業務範囲を一部見直す予定です。
今回の記事は2025年時点までの取り組みと成果をまとめたものであり、将来の運用内容は今後の組織方針に合わせて柔軟に検討していきます。
COMASの英語研修はどんな企業におすすめ?
「社員のスピーキング力を高め、実務に直結する英語スキルを伸ばしたい企業に最適です。」
「TOEICのスコアアップを目的とする研修は多くありますが、実際の業務に直結する形で言語スキルを伸ばせる研修は少ないと感じます。COMASは、学習者が『英語で何を達成したいのか』を明確にし、実践的なスキルを習得できる研修なので、より成果を出したい企業にとって大きなメリットがあると思います。」
まとめ
✔ TOEIC対策ではなく、「業務で成果を出す」ための英語研修
✔ トレーナーが学習者の業務課題に寄り添い、スピーキング力を強化
✔ 多言語環境における心理的安全性の向上と、チームのコラボレーション強化